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仙台の庭あそび

仙台湾の影響により、比較的温暖で冬の降雪量が少ない仙台。夏は逆に気温が上がりすぎず熱帯夜が少なく、時にヤマセによって日照や気温が大きく下回る事もある仙台では、園芸・ガーデニングにもちょっとしたコツが要ります。
そこで、仙台で20年以上植物のデータを集めてきた「早坂ひろみ」先生の協力で、仙台ならではの庭遊びのポイントを特別に解説いただきます。市販の園芸書では分からない、仙台ならでのコツを惜しげもなく大公開いたします!

January 2010
今月の庭あそびは…「厳冬期の庭仕事」

冬こそチャンス!

今期は、暖かい冬だと思っていたのに、1月には入ってからは例年通りに寒さがやってきましたね。ガーデナーにとって仙台の冬は厳しく、つまらない季節でしょうか?

でも・・・仕事はありますよ。冬こそチャンス!なんです。

●チャンスその1 殺虫・殺菌剤の散布

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石灰硫黄合剤(せっかいいおうごうざい)という強い殺虫・殺菌剤を散布する事ができます。この薬剤は極寒の時期にしか散布できず、しかも殺虫&殺菌の両方に効き目のある優れもの!

1月に1度、2月に1度、計2回散布しておくと、春からのお庭の被害がかなり少なくなります。温かい地方ではなかなか散布できなかったり、ごく薄めに散布しないと、植物が枯れてしまう恐れもあるのですが、寒い宮城の冬は安心して散布できます。この時期の散布がどんなに大切か・・・今期のガーデンできっと解るはずです。

植物だけではなくて、駐車場や、家の基礎のコンクリート、土の部分にも散布しておきましょうね。虫や菌は枯葉の下や、コンクリートの亀裂など、少しでも温かい所で冬越しをしています。

樹木が腹巻のように、コモで幹部分を巻かれているのを見ることがあると思いますが、あれは虫などが地面に降りる前に暖かい非難部分を作ってあげて、一網打尽にするためのものなんです。

●チャンスその2 お庭の計画を練る

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去年のお庭や買った植物を思い出して、今年のお庭の計画をじっくり練る!たとえば、2色ぐらいの今年のテーマカラーを決め、カラーリーフを増やす計画を立ててみるとか・・・。工事を考えている方も今の内にじっくり計画を練ってみましょう(考えるだけならタダですから)。

インターネットや雑誌、ガーデニングの本をゆっくり眺めながら、時間をかけて計画するのはとても良いことです。1月~2月はガーデニング業者さんも暇な時期ですから、いろいろ相談に乗ってくれます。

プロに頼むととんでもない金額が・・・と心配する必要はありません。見積もりや図面だけならそんなにお金はかかりません。じっくり検討して、「ここは自分でできそう」「ここはプロに頼んだほうがよさそう」と、ビシビシ事業仕分けをすれば案外予算内に収まるものです。

もしも予算内に収まらないようだったら、「地面が凍っていますから考えさせて下さい」と言いやすいのも厳寒期のメリットでしょ?(笑)

●チャンスその3 挿し木をする!

宮城の挿し木は晩秋~冬がベスト。ガーデニングの本などでは、5月~6月ごろが挿し木のベストシーズンとなっているので、この時期に挿し木をして失敗をしたかたも多いのでは?

ガーデニングの本は大阪の気候が基準になっていることが多いのです。(大学の教授や生産業者さんは関西が圧倒的に多いのです)

関西以西では3月ごろから植物がむくむくと生長をはじめますが、宮城はやっと起きだして根が動き始めるだけなんです。むくむくと成長をはじめるのは5月頃ですよね。挿し芽って、芽を出したばかりの赤ちゃん枝よりも、少し茶色が混ざったぐらいの成長してかたまった枝を挿すほうが良いのですよ。

人間でも一緒ですが、赤ちゃんより、熟女のほうがたくましく、強いでしょう?(笑)ですから、宮城の5月ごろの枝より、晩秋~この時期に室内で挿し芽をしたものの方がはるかに成功率が高いんです。何より、5月に定植するまで5ヶ月もありますし、冬は雑菌が殆どいないので、かびがはえて失敗することもないし、いつの間にか良い根を伸ばして挿し木が成功していると思います。

万が一冬越しができなくて枯れてしまうこともある植物の保険もかねて、室内で挿し木管理をしてみるのは、いかがでしょうか?

●コツは・・・

(1)

刺し芽を作るとき、長さは15cm程度にして、節の部分が必ず土に入るようにしましょう。節は地上部であれば葉や花芽を出し、地中であれば根を出すのです。節が無ければいくら熟女の枝を挿しても成功しません。

(2)

1本を大きな鉢に挿すのではなくて、鉢の縁に沿って何本も挿し、内側にも。ある程度の量を挿すことで、水分の蒸発が防げるのです。

(3)

水分を底面からたっぷり吸わせたら、少し穴をあけたビニールでカバーをしておくと、殆ど水分を与えることなく挿し芽ができますよ。

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早坂 ひろみ

プランツアドバイザー、ガーデンプランナー、ハーブ研究家、
ベジフルソムリエ

東京生まれ。結婚後仙台にて独学で庭づくりを始め、ハーブの1人者桐原春子氏をはじめ、多くの先生の指導を受けながら25年近く植物のデータをとり続ける。 テレビ、ラジオ、イベント、WEBサイトなどで、ガーデニングを始め、エコ関連、食関連、インテリアコーディネートまで幅広く活動。 シンプル&ナチュラルをテーマに生活のクオリティを変えてくれる、香り・植物・食・小物・雑貨・手作りの提案を心掛けている。

●関連サイト

東北放送テレビ「ウォッチン!みやぎ」http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/watchin/garden/index.html

アイリスオーヤマ「ガーデニングQ&A」http://www.iris-gardening.com/qa/

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