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大人の番ブラ

大人の旅の味わい方

新婚旅行、慰安旅行、家族旅行・・・旅には色々な形態があり、それぞれの楽しみがあります。しかし、殆どの旅は、時間的な制約があり、ゆっくりと旅を味わうまでのゆとりは中々得られないものです。
そういう意味では、子育て終了後に出掛ける「大人の旅」は、それまでの旅行とは全く異なる旅の味わいを楽しむ事が」出来るのです。
そこで、番ブラ世代だから楽しめる、時間を贅沢に使って楽しむ「大人の旅」の楽しみ方をご紹介しましょう。

November 2009
ぶらり仙台・・・第9回 八幡・角五郎界隈

 (平成20年9月15日発行 仙台Travisより)

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国道沿いに保存された天賞酒造の屋号「丸屋」の門は、新旧交代した町の記憶をしっかりと刻んでいる

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八幡・角五郎界隈は大崎八幡宮の門前町として発展してきた。

歴史に刻まれた神社、仏閣。町内で祀られる地蔵尊、不動尊もある。
そして街は学生たちのパワーにあふれる。
東北大学附属病院に隣接する医学部のキャンパス。県内屈指の名門校、伝統ある私立女子校。文教地区としても信頼されてきた。
さらなる魅力は広瀬川の恵み。豊かな自然が毎日の暮らしの中で感じられる。

秋の1日、ぶらりと歩こう。


国内3番目の帝国大学を仙台に。
教育への熱意はここに始まった

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貴重な歴史的建造物として創建当時のままに復元された煉瓦造りの門柱4基。
東北大学医学部附属病院の前身である県立宮城病院(明治44年竣工)の入り口は、この門柱が並ぶ所だった。
現在の附属病院正面入り口の西にある。

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復元された煉瓦造りの門柱の
更に西側に医学部がある

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木漏れ日が優しい。
東北大学医学部そばの48号線沿い

  東北大学は明治40年、東京、京都帝大につぐ3番目の帝大として設立された。その設立にあたって仙台市民はもちろん宮城県民がこぞって大学の設立を待ち望んだという。

 「仙台市は東北の教育地として天下の認めるところである」と明治30年5月15日の河北新報は報じ、「学都仙台」が形成されていく当時の燃ゆる思いが見えてくる。

 公立学校に先がけて明治初期には数多くの私塾、私学が仙台に誕生している。外国人宣教師たちが創ったキリスト教主義の学校は、明治時代の仙台の教育に重要な役割を果した。明治19年には私立東華学校、東北学院の前身である仙台神学校、女学校では宮城学院の前身、宮城女学校が創設され公私立の女学校の手本とされた。

 明治32年に創立した尚絅女学校(現・尚絅学院)は、その10年ほど前からアメリカ人宣教師が自宅で婦人伝道師養成のための家庭塾を開き、女学校設立の準備を進めた。新坂通にある現在の宮城県知事公館が尚絅女学校創始の地となった。


正門は仙台城の面影を伝える貴重な遺構、宮城県知事公館

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宮城県知事公館

住所仙台市青葉区広瀬町5-43

TEL022・211・2212

問合せ内部拝観は県庁に問い合わせ

 新坂通を広瀬川に向かって歩こう。北三番丁通を越すと右側に見えてくるのが宮城県知事公館だ。
 江戸期は侍屋敷、明治には個人の所有であったものが大正8年に第二師団長官舎となった。
 敗戦後は進駐軍東北司令官官舎として使われ、その後国から県へと譲渡され昭和40年に宮城県知事公館となった。
 正門は大正9年頃、仙台城の門を移築したといわれる。
 切妻造四脚門本瓦葺の豪壮な門は宮城県指定有形文化財。

 宮城県知事公館を後にして急な坂道を下れば見えてくるのが広瀬川。
 川を左手に道をたどれば澱橋のたもとにたどり着く。
 途中澱不動尊から見上げる尚絅学院に藩政時代の城下の地形が感じ取れる。


外のキャンパスは広瀬川。
美しい自然環境が町の誇り

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遊歩道も整備され、住民の散歩道となっている澱緑地

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学生たちの課外授業の場

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尚絅学院

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宮城第一高校

 澱橋を渡り川内方面に向かうと県立仙台第二高等学校の学舎がある。明治29年に県立尋常中学校として設置され、同33年に県立第二中学校として創設された。
 向かい側には美術体験や制作ができる創作室のある宮城県美術館がある。

 一方、澱橋を八幡町方面へ進むと、明治25年に来仙したアメリカ人宣教師ブゼルの創設した尚絅女学校(現・尚絅学院)が右側に見えてくる。
 そこから歩いて数分の県立宮城第一高等学校(旧・宮城一女)は、明治30年、県立仙台市高等女学校として開校した。
 宮城一高の角の坂道を広瀬川に向かって下りると、大正10年創業の魚屋さん「魚光」が顔をのぞかせる。
 次の角を右に入れば昭和28年に小学校を開校、同35年には高等学校を創立した聖ドミニコ学院がある。

 男女別学だった学生たちが歩く町に、かつては小さなときめきもたくさん生まれた。
 それを知っているのは町に散らばっている昔ながらの商店なのかも知れない。


紅葉の美しい荘厳な境内、
〝八幡さま〟で桃山建築を堪能

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大崎八幡宮社殿。左甚五郎が手がけた最初の建築が大崎八幡宮である。
甚五郎はのちに江戸幕府に迎えられ寛永寺や日光東照宮の豪華な建築を手がけた。

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東照宮、亀岡八幡宮の石鳥居と共に、
仙台の三代鳥居として有名な二之鳥居

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真言宗密教の寺、龍寶寺

大崎八幡宮社務所

住所仙台市青葉区八幡4-6-1

TEL022・234・3606

http://www.okos.co.jp/oosaki

 慶長12年(1607)に藩祖伊達政宗が創建した大崎八幡宮。
 荘厳な境内は秋の散歩道にふさわしい。そこには小旅行のような豊かな時間が訪れる。

 百段あまりの石段をゆっくりと登り表参道を進むと本殿、三室に別れた拝殿、この二殿をつなぐ石の間の三殿一体となった桃山建築の重厚な社殿が姿を見せる。
 権現造りの建築と狩野派の色鮮やかな美術。じっくりと時間をかけて鑑賞したい。

 大崎八幡宮から道を左に入るとかつては伊達家の祈祷所だった藩内屈指の名刹龍寶寺(りゅうほうじ)がある。
 ここには仙台藩内に5つあった有名な文庫の一つが置かれていた。龍寶寺文庫といい門外不出の専属図書館だった。


八幡地区の変遷をひと目で。
「八幡杜の館」が誕生

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(上)「八幡杜の館」

(左)もみじ、いちょうなど紅葉も楽しみな
中島丁公園

 仙台市が所有している旧天賞酒造敷地の一角に中島丁公園が造られた。
 この隣に平成20年4月、「八幡杜の館」が開館した。

 天賞酒造が事務所として使っていた建物を文化施設にしたもので、江戸時代から明治、大正、昭和と八幡地区の変遷が常時展示されている。
 地域に関連した催物の企画展示もある。

 開館日は木・金・土・日の週4日間。
 公園は開放的な回遊式庭園で、いつでも誰でもくつろげる。秋は紅葉が鮮やかだ。

八幡杜の館運営委員会

住所仙台市青葉区八幡3-1-1

TEL090・7337・2649

営業時間10:00~16:00

休館日月・火・水曜


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