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仙台・旬の食材健康術

「四里四方で取れる旬の食材を食べていれば、人は健康に暮らす事が出来る」と、昔から伝えられて来ました。これを「身土不ニ」(しんどふじ)と言い、人の体と土(自然環境)は一体であり、二つに切り離せないという考え方です。昨今耳にする事が多くなった「地産地消」もその流れにあり、食と健康の関連性が、今、改めて見直されています。
そこで、仙台に暮らす私達は、いつ、どの地元食材を食べれば、どんな効用が期待できるのかを徹底レポート。もしも地元の食材にこだわる事で健康が手に入るとしたら、無駄な医療費は要らなくなるし地元の産業も元気になります。毎日の食卓から簡単にできる事をみんなで実践して、健康王国みやぎを作りませんか?
旬の食材は順次アップしてまいりますので、時々覗きに来てくださいね!

January 2010
仙台白菜 【仙台・旬の食材健康術】

仙台白菜

旬…冬(11月~2月)

<期待される効能>

・美肌効果 ・風邪の予防
・便秘の改善 ・利尿作用
・動脈硬化予防 ・ガンの予防
・整腸 ・健胃
・二日酔いの症状緩和  

柔らかな食物繊維を手軽に、
美味しく補給できる野菜不足解消の強い味方!

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●仙台の白菜

仙台が日本一の白菜産地だった時期があったことをご存知ですか?もともと中国の野菜だった白菜が日本に入ってきたのは日清戦争・日露戦争の時代。兵士たちが種を持ち帰ってからの事と言いますから、比較的新しい外来野菜と言えるでしょう。

白菜は美味しい野菜として国内栽培に期待が集まりましたが、他のアブラナ科の野菜と交雑しやすいのが難点で、種を取って蒔くと白菜とは少し違った野菜に育ってしまうという問題がありました。

この難問を解決したのが、養種園に務めていた沼倉吉兵衛さん。交雑を防ぐために、松島湾に浮かぶ馬放島で隔離栽培を始め、苦労の末白菜の種を取ることに成功し、県内の農家に配って栽培させたのだそうです。

こうして生まれた仙台白菜は1921年(大正10年)に初めて東京市場に出荷されて大好評を呼び、それから大阪、九州へとたちまち全国に広まったそうで、各地の白菜を駆逐して日本一の座を確保したと伝えられます。

仙台白菜の特徴は肉厚で柔らかく、とても甘味があって漬物にすると極めて美味しいと言われます。但し、傷がつきやすい上、栽培が難しい性質であったことから徐々に育てやすい品種にとってかわられ、今ではごく一部で栽培される程度になっているそうです。

●白菜の旬

白菜は一年中手に入る野菜ですが、最も美味しくなるのは11月~2月頃の厳冬期。
霜に当ると繊維が柔らかくなり、寒さから身を守ろうと白菜自身が糖度を上げる事から、甘味が一層増して美味しくなるのです。まさに、今が旬。路地物の野菜が姿を消す冬に旬を迎えるとは、何とも有り難い野菜ですね。

しかも、保存がきく野菜でもあり、切らずにおけば冬場なら3~4週間はもちます。雪の多い地域なら、わざわざ雪の中に埋めて保存し、より甘みを引き出して食べる地域もあります。

雪が少ない仙台では新聞紙にくるんで寒いところに立てておけば長持ちします。横にしておくと重みでつぶれ、傷んでしまう場合がありますのでご注意を。

また、切ってある白菜を選ぶ時は、芯の部分が盛り上がっていないものを選びます。芯の部分が盛り上がっているのは切ってから時間が経っているもので、芯の部分が栄養を使ってしまっているのです。

ただ、売れ残って廃棄処分されるのも勿体無いので、お店の人に交渉して少し安くしてもらい、上手に料理して利用する賢さも身に付けたいですね。

●白菜の栄養

白菜の95%は水分ですので、栄養価はそれほど高いとは言えないかも知れません。ただし、飽食の時代の今、食物繊維がたっぷり取れてカロリーの低い白菜は、むしろ健康食材として見直されるべきかも知れません。

クセのない味は、どんな料理にも合いますし、沢山食べても飽きるという事はありません。しかも、量の割りにとっても安価。野菜不足解消にはもってこいの野菜と言えるでしょう。

それでも白菜にはビタミンCやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、アブラナ科の辛味成分であるイソチオシアネートなども含まれています。特に芯の部分にはビタミンC、鉄、カルシウム、カロチンが比較的豊富に含まれます。

白菜には体を温める作用があり、特にビタミン豊富な豚肉とあわせると、風邪の予防や初期症状にとても効果があると言われています。精進料理では、白菜は大根、豆腐とともに「養生三宝」として欠かせないものになっているほどです。

イソチオシアネートは、消化をよくする作用や、血栓ができるのを防いだり、ガンを予防する作用などがあると言われています。

これらの栄養成分から白菜の効能としては美肌効果、風邪の予防、便秘の改善、利尿作用、動脈硬化やガンの予防などが期待されます。

漢方では、漬物のように生で食べる事でアルコールを消す作用があるとされ、二日酔い防止にも有効と言われます。お酒の席では白菜漬けか白菜のキムチを一品加えるようにしましょう。

ところで、塩を多量に使う白菜漬けは血圧が気になる方には心配かも知れませんが、白菜に含まれるカリウムがナトリウム(塩分)を排泄して、塩分を過剰にとるリスクを軽減させる効果もあるそうです。

●白菜の美味しい食べ方

お漬物から鍋物、味噌汁やスープと幅広く楽しめる白菜。個性が強い野菜ではないだけに、どちらかというと脇役的な使い方が多いと思います。そこで今回は白菜が主役のサラダをご紹介しましょう。しゃきしゃきとした食感が後を引く一品で、たっぷり食べられますのでオススメです。

●材料(4人前)

白菜 1/4
カラーピーマン 少々
ハム 少々(シーチキンや魚肉ソーセージなどでもOKです)
かつお節 2袋
   
だしの素 少々
砂糖 大さじ1
ふたつまみ
煎りゴマ(白) 大さじ1
   
[ドレッシング(あらかじめ和えておく)]
マヨネーズ 大さじ2.5~3
ゆずポン酢 大さじ1
コショー 少々

●作り方

(1)

白菜の緑の部分と白い部分を分け、緑の部分はタテに半分に切ってからザク切りに近い粗千切りに。白い部分は細めの千切りにする。

(2)

たっぷりのお湯で白菜をさっと茹でる。緑の部分はお湯をくぐらせる程度。
(茹でるというよりは湯通しする感じです。ざるにあけて、粗熱がとれる間にしんなりしてきますので、くれぐれも煮すぎないようにしてくださいね。歯ざわりが大切です。)

(3)

(2)をざるにあけて、粗熱が取れたらよく水気を絞る。

(4)

ボウルに白菜、ハム、かつお節を入れ、だしの素、砂糖、塩を加えて下味をつけ、冷ます。
((3)のはくさいができるだけ熱いうちに下味をつけましょう)

(5)

完全に冷めたらドレッシングを加えて和え、仕上げにゴマ、カラーピーマンをトッピングして完成。

●完成

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